メルマガ配信は時代遅れ?メリットと効果を上げる方法とは

メルマガで集客をしている企業は多くあります。しかしメルマガの効果はあまりないという情報もありますよね。メルマガではなく、LINE@を使った方がいいといわれることもあります。
しかしメルマガは依然として効果があるツールであり、有効に活用すれば集客につながります。もちろんLINE@もそうです。そこでこの記事ではメルマガのメリット・デメリットだけでなく、効果を上げるポイントについて紹介します。
メルマガとは
メルマガは、メールマガジンの略称で、インターネット上で配信される電子メールの形式の情報誌です。メールマガジンは、特定のテーマに関連する情報やニュース、コラムなどを定期的に読者に送信することで、読者とのコミュニケーションを図る手段として利用されます。
近年では、テキスト形式だけでなく、HTML形式のメルマガも普及しており、画像や動画を挿入することで、より視覚的に訴求力の高いコンテンツを作成できます。また、読者の属性や行動履歴に基づいて配信内容をパーソナライズすることで、開封率やクリック率の向上を図ることも可能です。
メルマガは、さまざまな目的で利用されています。たとえば企業やブランドは、新製品の情報やセール情報を顧客に届けるためにメルマガを配信するわけです。一方で、メールそのものを見ない人も増えてきています。
ステップメールとメルマガの違い
ステップメールは、ユーザーの行動を起点に、あらかじめ設定したシナリオに基づいて自動的にメールを配信する仕組みです。一方、メルマガは、登録者全員に対して一斉に、または特定のセグメントに対して定期的にメールを配信するものです。
ステップメールは、ユーザーの行動に合わせて最適なタイミングで情報を提供できるため、教育効果や成約率を高める効果が期待できます。例えば、商品購入後のフォローアップや、会員登録後のオンボーディングなどに活用できます。
メルマガは時代遅れ?
メルマガは時代遅れになっているのでしょうか。株式会社ベンチマークジャパンの調査によれば、74.9%の人が最低1通以上のメルマガを受信しているとわかっています。とくに年齢が高い層の購読率が高いようです。
出典:約7割がメルマガを受信していると回答、ベンチマークジャパンが調査
このようにメルマガから情報を得ている人は多くいるわけで、企業としてもメルマガを利用しないマーケティングは考えられないでしょう。とくに年齢層が高い方向けのサービスを提供している企業は、メルマガの戦略を十分に考えるべきです。
メルマガのメリット
メルマガのメリットはどのようなものがあるでしょうか。ここでは4つ紹介します。
・コストが安い
メルマガはコストを安くはじめられます。無料でも利用できるサービスもあります。しかし無料だと送信できるメール数が少ないなど、機能的に制限のかかるのが一般的です。そのため有料版で自社にあったサービスを選ぶのがよいでしょう。
メルマガの配信サービスの料金は、サービスによって金額が大きく変わります。そのため必ず見積もりをとって比較してから導入することをオススメします。
・セグメンテーションがしやすい
メルマガの場合、顧客の情報をメールアドレスとともに収集しているため、その顧客に合わせたメルマガ配信が可能です。そのため情報を必要としている人にメルマガを届けることが可能になります。
・長文でメッセージを送れる
メルマガであれば長文でメッセージを送れます。もちろんあまり長すぎると読まれない可能性もあるので、適度な長さを心掛ける必要はありますが、文字数に制限がないのは情報発信する側としてメリットでしょう。
・効果測定と改善の容易さ
多くのメール配信サービスでは、開封率、クリック率、コンバージョン率などの効果測定機能が提供されています。これらのデータを分析することで、メルマガの効果を定量的に把握し、改善に繋げることが可能です。
メルマガのデメリット
メルマガにはデメリットもあります。そのデメリットは以下の2つです。
・届かないことがある
メルマガは届かないことがあります。メルマガが届かない原因としては登録メールアドレスが間違っているためです。メールアドレスが間違っていると、今後連絡の取りようがありません。
またメルマガは届いているのに迷惑メールに入ってしまっている場合もあります。迷惑メールフォルダまで確認する登録者は少ないです。結果としてメルマガが届いていないのと同じ状態になってしまうのです。
・開封率が低い
メルマガの開封率の平均は約20%と言われています。メルマガが届いても開封されないケースも多いわけです。しかし開封率を上げる方法もありますので、開封率が上げられれば有効なマーケティング手段になるのは間違いないでしょう。
メルマガで効果を上げるポイント
メルマガで効果を上げるためには、まずは開封率を上げることです。ではどうすれば開封率があがるのでしょうか。先ほどのベンチマークジャパンの調査によれば、メルマガを開く開かないの判断は件名・タイトルが48.9%と最も重要だとわかりました。
出典:約7割がメルマガを受信していると回答、ベンチマークジャパンが調査
ついで送信元名が24.0%となっています。つまり自分が登録したメルマガで件名・タイトルが興味あるものであれば、開封してもらえるということです。ではどのような件名・タイトルにすれば読まれるのでしょうか。
まずは自分に必要な情報であることがわからなければなりません。そういう意味ではセグメントも大事です。また具体的に書くのもポイントです。「オレンジジュース半額セール」よりも「100%オレンジジュース半額セール」の方がよいですし、メーカー名を冒頭に入れた方が具体的になる場合もあります。
また希少性をアピールするのも大切です。「○○日まで」とか「限定○○名」のように、早めに申し込む必要性をユーザーが感じると、メルマガを開封してくれる可能性が高まるでしょう。
LINE@で十分?
最近ではLINE@を使っている企業が増えています。LINE@とはLINEの企業アカウント版のことです。企業がLINEのサービスを使えて、クーポンも発行できます。多くの企業で使われており、非常に便利なサービスです。
そのLINE@でメルマガと同じように登録者に必要な情報を流せます。しかもLINEなので開封率の高いのが特徴です。しかしLINE@だけにしてメルマガをやめるよりも、メルマガと併用したほうがよいでしょう。
LINEはたしかに開封率が高いです。しかし流し読みも多く、コンバージョンにつながらないこともあるのです。また登録してもすぐに解除したり、ブロックしてしまったりする人もいます。
また長文で情報を送るツールではありませんし、プラットフォームに依存しているというデメリットもあります。そのためLINE@だけで情報発信をせずにメルマガと併用する方がよいのです。
配信方法をうまく組み合わせよう!
メルマガが今日でも有効な情報配信手段であると述べてきました。しかしメルマガだけに頼るだけでなく、LINE@やその他のSNSを活用する方が、より効果があります。
たとえば、メルマガでは、詳細な情報や、パーソナライズされた情報を配信し、LINE@やSNSでは、速報性のある情報や、キャンペーン情報を配信するといった使い分けが考えられます。メルマガで配信する内容とその他のツールで配信する内容をうまく分けて、活用していくようにしましょう。
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