学習塾で集客できないのは原因がある!見直すべき集客方法と注意点とは
学習塾は多くの場所で見られるようになり、集客ができない学習塾の中には、倒産するところも出てきました。子どもの人数も減ってきているため、予備校では吸収合併する塾も増えています。
そうした中で生き残っていくためには集客方法を見直し、塾生を確保していかなければなりません。そこでこの記事では学習塾で集客できない理由と集客方法だけでなく、集客する際の注意点について説明します。
学習塾で集客がうまくいかない理由
学習塾で集客がうまくいかないのには原因があります。その主な原因は以下の3つです。
・ターゲットが明確になっていない
学習塾ではターゲットをどうするかがとても重要です。まずは対象の塾生。小学生が対象なのか、中学生が対象なのか、高校生が対象なのかによって集客の方法は大きく変わります。
たとえば小学生であれば、保護者の方が塾に通うかどうか決めますが、高校生は自分で通いたい塾を決めます。
そのため集客の仕方も保護者向けなのか、塾生向けなのか分けていく必要がありわけです。また小学生対象と言っても、中学受験塾と補習塾では大きく違います。中学受験は実績や指導者の経歴が重視されますが、補習塾では先生の人柄が問われます。
学習塾なので小学生も中学生も高校生も教えられるでしょう。しかしターゲットを広げてしまうことで、かえってどの層にも届かない集客になってしまうわけです。そうならないためにも、まずはメインのターゲットをしっかりと決めて集客するようにしましょう。
・塾の強みがわからない
学習塾は世の中にたくさんあります。そのため塾の強みが無ければ選んでもらえません。塾の強みとして月謝の安さをウリにするところもありますが、安さだけでは、集客はうまくいきません。
実績での比較だと大手にはなかなか勝てないでしょう。そのため誰がどのような指導をしているのかは大きなポイントです。ブログやSNSを活用して、講師の人柄と指導内容をアピールしていきましょう。
・授業の質が低い
ほとんどの学習塾は体験授業を実施しています。実際に授業を体験してみて、教室に通うかどうか決めるためです。そのため体験授業の質が悪いと入会してくれません。体験の申込があるのに入会者が少ない場合は授業の内容も見直してみましょう。
学習塾で見直すべき集客方法とは
学習塾の集客方法は主に以下の9つです。すでに実践しているものが多いはずですが、適切に行われているのかどうか、もう一度見直してみましょう。
・チラシ
チラシを配布していない学習塾はないでしょう。チラシの場合、ポスティングや折り込み広告での配布が一般的です。しかしその反響率がどれくらいなのか、正確に把握していない塾も多いです。
またチラシの内容をほとんど変えずに、毎回ポスティングしている塾もあります。ポスティングや折り込み広告は潜在顧客に訴える効果もあるので、定期的に行う必要があります。しかし反響率が悪ければ、内容を改善しなければなりません。
AとBのチラシで反響率がどうちがったのか、時期によってどのような違いがあるのかなど、データ化したうえでチラシの改善をしていきましょう。
・既存の塾生や卒業生の紹介
紹介はもっとも強い集客ツールです。紹介で来たほとんどの人は入会してくれます。そのため現在通っている塾生に満足してもらえるような授業を行わなければなりません。そうすることで、紹介がもらえ、結果として塾生数は増えていくでしょう。
もし紹介がほとんどない場合は、紹介キャンペーンをするのもよいです。ギフト券をプレゼントするなどの特典があれば、紹介する人も紹介したいと思えるはずです。卒業生ともつながりを持ちつづけて、紹介してもらうようにしましょう。
・ホームページやブログ
ホームページがない学習塾はほぼないはずです。しかしホームページをほとんど更新していない学習塾は多いです。ホームページは見られてはじめて意味があります。そのため定期的に更新して、検索結果の上位に表示されなければなりません。
とくに「地域名+学習塾」で上位に表示できるように、改善していく必要があります。そのためにはホームページだけでなく、ブログも活用すべきです。ブログで教室の情報や教育全般の情報を掲載することで、SEOでも効果があります。
またブログは講師紹介に適しています。講師がそれぞれ持ち回りで記事を書いてもよいでしょう。学習塾ではどんな講師が教えてくれるのかが重要な判断基準です。講師の人柄のわかるような投稿があってもよいでしょうね。
・看板を設置する
看板は設置する費用がかかりますが、認知度をアップする効果は高いです。毎日通っている道に看板があると「あそこに学習塾があったな」と覚えてもらえます。看板が難しそうであれば、窓に塾の名前を貼るだけでもよいでしょう。
・SNSを運用する
SNSの運用を行っている学習塾もあります。使い方としては教室の連絡や授業の様子を伝えるものになるでしょう。注意しなければならないのは、子どもたちの写真です。勝手にSNSにアップすると問題になるので、塾生の写真は使わない前提で行いましょう。
ただSNSの場合、お知らせだけだとほとんどフォローされません。結果として見られることも少なくなるので、運用しなくなるケースが多いです。教室の様子や先生のキャラクター紹介など、おもしろい投稿を心掛けましょう。
各先生の持ち回りで投稿していくのもよいですね。
・Googleマイビジネスに登録する
Googleマイビジネスにはすでに登録していますか?Googleマイビジネスとはグーグルマップ上に教室の情報を表示できるサービスです。またGoogle検索の結果にも店舗の情報が表示されます。
無料で登録できるので、利用している教室も多いですが、登録しただけでは意味がありません。口コミがあればチェックして返信するようにしましょう。そうすることで検索結果の上位に表示される可能性が高くなりますよ。
・無料体験を行う
授業の無料体験はほとんどの塾が行っていますが、先ほども述べたとおり、授業そのものの質が低い場合もあります。せっかく体験授業に来てくれても入塾してくれなければ意味がありません。授業については常にチェックして、改善していきましょう。
・ウェブ広告を出す
ウェブ広告を出している企業も多いです。多くの塾がとくにリスティング広告を利用しています。リスティング広告とは、指定したキーワードの検索結果の上位に表示される広告です。
検索結果に表示されるため、クリックされる確率は高くなります。リスティング広告はあらかじめキーワードを設定し、そのキーワードが検索されたときに広告を表示します。広告がクリックされると、費用が発生する仕組みです。
リスティング広告の場合、人気のキーワードは単価が高くなり、広告を掲載するのが大変です。そのため費用対効果に見合ったキーワードを見つける必要があります。またあくまでもクリックされただけで、その後、体験授業の申込みまでしてもらう必要があります。
そのためただクリック数が多いだけでは意味がありません。広告がクリックされているのに、体験授業の申込みが少ない場合は、広告の飛び先の内容を改善しなければなりません。リスティング広告がうまくいっていない場合は、キーワードの選定だけでなく、広告の中身や広告の飛び先も含めて改善していきましょう。
・ポータルサイトに登録する
学習塾の場合、ポータルサイトもあります。ポータルサイトに登録すれば、塾を探している方の目に留まるため、体験授業の申込みをしてもらいやすいというメリットがあります。ただし他の塾と比較されてしまうことで、埋没する可能性は高いです。
費用がかからない、もしくは安い場合は登録しておいてもよいですが、効果がないようなら解約も含めて見直すようにしましょう。
学習塾で集客する際の注意点は
学習塾で集客する際には、以下の3つの点に注意しましょう。
・既存の塾生の満足度をあげる
学習塾の集客でとくに効果が高いのは、紹介です。そのためには実際に通っている塾生の満足度をあげていく必要があります。塾生の満足度が高ければ、紹介をしてもらいやすくなるでしょう。
塾生の満足度をあげるためには、授業の質や教室環境の改善が考えられます。授業はどうすれば塾生たちの成績がさらに上がるのか考えて改善しましょう。教室環境は設備の改善やタブレット学習の導入です。
とくにタブレット学習は安く導入できますし、家でも復習用として活用できますから、導入を検討してみましょう。
・見込み客へのアプローチを定期的に行う
問い合わせだけや体験授業を受けただけの人もいるはずです。こうした方たちは入会してくれる可能性も高いです。そのためこうした方たちは見込み客リストに登録し、定期的にアプローチしていきましょう。
とくに季節講習はアプローチしやすいです。季節講習ごとに案内を出して、もう一度授業を体験してもらうようにしましょう。
・集客方法は常に見直す
集客方法は改善を繰り返す必要があります。チラシやウェブ広告は、一回作成して終わりではありません。ホームページも同様です。効果がなければ修正しなければなりません。また効果が出ていない集客方法については、辞めてしまうのもひとつのやり方です。
費用がかかっているわけですから、効果が高い集客により広告費用を振り分けた方が、効果が出るはずです。月ごとでいいので集客の費用対効果はチェックするようにしましょう。
学習塾の集客もデータにもとづいて見直そう!
学習塾の集客は地域によってもターゲットによっても効果が変わります。効果があると言われる集客方法を実践しているだけでは、実際の効果は期待できません。そのため自社にあった集客方法を実施する必要があります。
自社にあった集客方法を実施するためには、データにもとづいた集客を見直さなければなりません。そのためにはオフラインもオンラインもデータ化しなければならないでしょう。オンラインはすでにデータ化されています。しかしオフライン、たとえば電話問い合わせについてはどの媒体からかかってきているのか、データ化していないところも多いです。
そこで電話計測も含めてデータを一括管理して、集客を効率化する必要があります。たとえばコールデータバンクは電話成果を含めた広告効果を100%計測し、すべての成果に至るマーケティングデータを一元管理。『広告運用改善』と『顧客管理改善』ができるツールです。
そのため学習塾の集客にも最適なツールだと言えます。コールデータバンクについて詳しく知りたい方はこちらから問い合わせしてみましょう。