アフィリエイト広告の計測とは|タグ設置から成果管理まで完全ガイド

アフィリエイト広告の計測とは|タグ設置から成果管理まで完全ガイド
アフィリエイト広告を運用する際、成果の正確な計測は最も重要な要素の一つです。しかし「計測タグとは何か」「どのように設置するのか」「複数のASPを一元管理するには」という疑問を持つ広告主は多くいます。
この記事では、アフィリエイト広告の計測の仕組みから、具体的なタグ設置方法、さらに電話成果計測やワンタグツールの活用まで、実践的な情報をお伝えします。
アフィリエイト計測とは|基本的な仕組みと重要性
アフィリエイト計測とは、自社メディアから広告経由で流入したユーザーが、最終的にコンバージョン(購入・申し込み等)に至ったかどうかを追跡・記録するプロセスです。
この計測なしには、どのアフィリエイターに報酬を支払うべきか、どの広告が効果的かを判断することができません。アフィリエイト広告は完全な成果報酬型であるため、正確な計測は広告主にとって必須です。
なぜアフィリエイト計測が重要なのか
アフィリエイト計測が重要な理由は以下の通りです:
- 報酬の正確な算出 — アフィリエイターへの報酬を正確に計算するため
- 広告効果の測定 — どの媒体・キーワード経由の成果が多いかを把握するため
- 不正検出 — 不正クリックや計測ミスを防止するため
- マーケティング施策の最適化 — データドリブンな意思決定を可能にするため
Cookie(クッキー)とは|アフィリエイト計測の基礎
アフィリエイト計測は「Cookie(クッキー)」という仕組みに大きく依存しています。Cookieを理解することは、計測全体を理解する第一歩です。
ファーストパーティークッキーとは
ファーストパーティークッキーは、ユーザーが訪問しているドメイン自体が発行・保存するクッキーです。例えば、広告主のコンバージョンページ(サンクスページ)で設置されたクッキーはファーストパーティークッキーに該当します。
ファーストパーティークッキーの特徴:
- ブラウザのプライバシー設定の影響を受けにくい
- 比較的長期間保持される
- 自社ドメイン内でのユーザー行動追跡に適している
サードパーティークッキーとは
サードパーティークッキーは、ユーザーが訪問しているサイト以外の第三者ドメイン(例:アフィリエイト計測タグの提供元)が発行・保存するクッキーです。
アフィリエイト計測では、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)やワンタグツール提供企業がサードパーティークッキーを使用し、複数のサイト間でユーザーを追跡します。
サードパーティークッキーの特徴:
- クロスドメイン計測が可能
- ユーザーの複数サイト訪問を追跡可能
- プライバシー規制の影響を受けやすい
ITP(Intelligent Tracking Prevention)とは|プライバシー規制への対応
ITPが導入された背景と概要
ITP(Intelligent Tracking Prevention)は、Apple社が開発したプライバシー保護機能です。Safari ブラウザに組み込まれており、サードパーティークッキーを自動的に制限・削除します。
ITPの重要なポイント:
- Safari利用者(日本では約20~30%)の計測に影響
- 2017年から段階的に強化されてきた
- 現在では、ほぼ全てのサードパーティークッキーが廃止されている
ITPによる計測への影響
ITPが有効になると、以下の問題が発生します:
- 計測漏れの増加 — Safari利用者の成果が計測されない可能性
- クッキーの短期化 — クッキーの保持期間が短くなり、遠い過去の接触は追跡不可
- クロスドメイン計測の困難化 — 複数サイト間の追跡が難しくなる
ITP対応の方法
ITP対応の主な方法は以下の通りです:
- ファーストパーティークッキー活用 — 自社ドメイン内での計測に切り替え
- ソケット通信型計測 — クッキーに依存しない技術を採用
- サーバー側計測 — クライアント側の制限を回避する方法
- Google Analytics 4(GA4)活用 — 1st Partyモード対応
アフィリエイト計測の主な方法
アフィリエイト計測には、複数の方式があります。各方式の仕組みと違いを理解することが重要です。
リダイレクト計測
リダイレクト計測は、アフィリエイトリンククリック時に、ASPのサーバーを経由する計測方式です。
流れ:
- ユーザーが広告主のLP(ランディングページ)にリダイレクトされる前に、ASPサーバーを通す
- ASPサーバーがクリック情報を記録
- その後、ユーザーを広告主のLPに転送
メリット:
- 計測精度が高い
- クッキーの有効期限内であれば、遠い過去の接触も追跡可能
デメリット:
- ASPサーバーを経由するため、若干のページロード遅延が発生する可能性
- リダイレクト制御が必要
ダイレクト計測
ダイレクト計測は、リダイレクトを行わず、直接広告主のページに遷移し、そこで計測する方式です。
流れ:
- ユーザーが広告主のLPに直接遷移
- LPまたはサンクスページに設置された計測タグが、クッキーやパラメータでアフィリエイトを判定
- ASPに成果情報を送信
メリット:
- ページロード速度が速い
- ユーザー体験が損なわれない
デメリット:
- クッキーが削除されると計測できない
- ITPの影響を受けやすい
トラッキングタグ型(JavaScript タグ)
トラッキングタグ型は、JavaScriptタグをサンクスページに埋め込み、コンバージョンを記録する方式です。最も一般的な計測方法です。
特徴:
- 設置が簡単
- カスタマイズ性が高い
- ブラウザの実行環境に依存
ソケット通信型
ソケット通信型は、サーバー間の直接通信でコンバージョン情報を送信する方式です。クッキーに依存しません。
特徴:
- クッキー削除の影響を受けない
- ITP対応
- 技術的な実装難度が高い
アフィリエイト計測タグの種類と特徴
計測タグには複数の種類があり、それぞれ異なる特徴があります。
JSタグ(JavaScriptタグ)
JavaScriptタグは、<script> タグの形式で埋め込まれます。
<script>
// ASPから提供されるタグの例
var trackingCode = “xxx”;
// コンバージョン情報を送信
</script>
メリット:
- 柔軟な実装が可能
- 複雑な条件分岐に対応
- データ送信の確認・デバッグが容易
デメリット:
- JavaScriptの実行環境が必要
- アドブロック等の影響を受ける可能性
imgタグ(画像タグ・ピクセルタグ)
imgタグは、見えない画像(通常1×1ピクセル)を読み込ませることで計測する方式です。
<img src=”https://asp.example.com/track?conversion=yes” style=”display:none;” />
メリット:
- JavaScriptに依存しない
- アドブロック対策に強い
- 古いブラウザでも対応
デメリット:
- カスタマイズの自由度が低い
- データ送信の方法が限定される
アフィリエイト計測タグの設置方法
実際に計測タグを設置する際の具体的なステップを説明します。
1. タグ取得の手順
まず、利用しているASPの管理画面からタグを取得します。
A8.net の例:
- ASP管理画面にログイン
- 「プログラム管理」 → 該当プログラムを選択
- 「成果計測タグ」から、JavaScriptタグまたはimgタグをコピー
- タグの有効期限(クッキー期間)を確認
タグ取得時の注意点:
- 各プログラムごとにタグが異なる
- タグの有効期限(クッキー保持期間)をメモしておく
- テスト環境用とリリース用で異なるタグの場合がある
2. LPへの設置
LPに計測タグを設置することで、LPへの到着を記録します。
設置場所:
- HTML の <head> 内(推奨)
- または <body> タグの終了直前
<head>
<!– その他のタグ –>
<script>
// ASPのLPトラッキングタグ
</script>
</head>
LPタグの役割:
- LP到着の記録
- クッキーの発行(アフィリエイト情報の保存)
- 後続のコンバージョン判定のための基準となる
3. サンクスページへの設置
サンクスページ(購入完了ページ)に計測タグを設置することで、成果が確定します。
設置場所:
- 購入確定後に表示されるページ
- 申し込み完了後に表示されるページ
<body>
<h1>ご購入ありがとうございます</h1>
<!– コンテンツ –>
<!– ASPのコンバージョンタグ –>
<script>
// コンバージョンタグ
</script>
</body>
注意点:
- サンクスページが表示される前にタグが実行されないこと
- リダイレクト時の処理を確認する
- 複数のプログラムを並行している場合、全てのタグを設置する
4. 設置時の注意点
計測タグ設置時に気をつけるべき点:
- タグの二重設置を避ける — 同じタグを複数回設置すると、成果が重複計測される
- 非SSL環境での設置を避ける — HTTPSの環境で http スキームのタグを使用するとブロックされる
- キャッシュの無効化 — LPやサンクスページをキャッシュしている場合、キャッシュを削除してから確認
- テスト注文による確認 — 本番配信前に、テスト注文でタグが正常に動作するか確認
アフィリエイトで電話成果を計測する方法
アフィリエイト広告では、基本的にウェブ上での申し込みのみが成果対象です。しかし、一部のASPではコールトラッキング技術を用いて、電話成果も計測できます。
コールトラッキングの仕組み
コールトラッキングは、ウェブサイトに表示される電話番号を計測し、どの広告経由で電話がかかってきたかを特定する技術です。
流れ:
- アフィリエイト経由でLPにアクセス
- 動的に変更された電話番号が表示される
- ユーザーが電話をかける
- ASPが電話情報を記録
- 通話終了後に成果として確定
電話成果計測対応のASP・案件を選ぶ際のポイント
コールトラッキング対応の案件は限定的です。
選定時のチェックリスト:
- 案件の成果条件を確認 — 「電話成果も対象」と明記されているか
- サンクスページの有無 — 電話のみの案件ではサンクスページが無いことがある
- ランディングページを確認 — 「電話申し込みを促していないか」を確認(悪質な広告主対策)
- 報酬額の妥当性 — 相場より極端に高い報酬は、意図的に電話誘導している可能性あり
電話成果計測のメリット
- より多くのコンバージョンを計測可能
- オンライン成約率の低い案件でも対応可能
- ユーザー接触から購入までの全体像を把握
パラメータ計測の活用|細かな流入元の追跡
計測タグだけでなく、URLパラメータを活用することで、より細かい流入元の分析が可能です。
UTMパラメータとは
UTMパラメータは、Google Analytics で流入元を追跡するため に URL に付与するパラメータです。
https://example.com/lp/?utm_source=affiliate&utm_medium=cpc&utm_campaign=a8_campaign01
主要なパラメータ:
- utm_source — 流入元(affiliate など)
- utm_medium — メディア種別(cpc など)
- utm_campaign — キャンペーン名
- utm_content — クリエイティブ内容
- utm_term — キーワード
ASPのパラメータ計測機能
多くのASPでは、独自のパラメータ計測機能を提供しています。
A8.net の例:
- 「パラメータ計測」機能で、アフィリエイターのサイトIDやバナー種別を追跡
- 管理画面で詳細なレポート作成が可能
メリット:
- 複数のアフィリエイターの効果を個別に測定
- パフォーマンスに基づく報酬調整が可能
- 不正検出
GA4との連携
コンバージョンデータをGoogle Analytics 4(GA4)に送信することで、ASPのレポート機能以上に詳細な分析が可能です。
設置方法:
- ASP管理画面で GA4 トラッキング ID を設定
- 入稿URLにGAパラメータを付与
- GA4で成果データを確認
アフィリエイト計測システム・ワンタグツール
複数のASPを利用している場合、計測管理が複雑になります。こうした課題を解決するのが「ワンタグツール」です。
ワンタグツールとは
ワンタグツールは、1つの計測タグを設置することで、複数のASPへの成果通知を一元管理するシステムです。
従来は複数のASP用タグを個別に設置する必要がありましたが、ワンタグツール導入により、1つのタグで複数ASPに対応できます。
ワンタグツールのメリット
ワンタグツールのメリットは以下のものになります。
- タグ設置の簡素化 — LPやサンクスページに1つのタグを設置するだけで完結
- 成果の重複排除 — 複数のASPで同じ成果が二重計測されるのを防止
- 管理効率化 — タグ更新時も1か所の修正で全ASPに反映
- ITP対応 — 最新のプライバシー規制に対応したタグを提供
- レポート一元化 — 複数ASPの成果データを1つの管理画面で確認
ワンタグツール導入の注意点
ワンタグツールの注意点は以下のものになります。
- 初期コストと月額費用がかかる — ワンタグツールの導入には、月額6万円~15万円程度の費用が発生します。小規模事業者の場合、人力で対応する方がコストを抑えられる可能性もあるため、費用対効果を検討する必要があります。
- 専門知識が必要 — 設置・運用にはアフィリエイト計測やクッキーの仕組み、ASP仕様に関する専門知識が求められます。ツール提供企業のサポート体制が充実しているか確認することが重要です。
- ASP連携の事前確認 — 利用中のASPに対応しているか、事前にツール提供企業に確認する必要があります。新しいASPを利用する際も、連携可能か確認しておきましょう。
- セキュリティ・プライバシー対応 — クッキー情報の扱いやユーザーデータの保護が、最新の規制やプライバシーポリシーに準拠しているかチェックが必須です。
ワンタグツール導入の流れ
ワンタグツール導入の流れは以下の通りです。
- 比較検討 — 自社の運用規模や必要な機能を洗い出し、複数のワンタグツールを比較検討します。
- 契約決定 — 導入するツールを決定し、ツール提供企業と契約を交わします。
- 実装 — サイトにワンタグ用のスクリプトを設置し、管理画面で広告案件や計測ルールを設定します。
- テスト検証 — テスト環境で動作確認を行い、正確に成果が計測されるか検証します。テスト注文を実施し、タグが正常に機能するか確認することが重要です。
- 本番運用開始 — テストで問題がなければ、本番サイトに実装し、運用をスタートします。
アフィリエイト計測データの分析方法
タグが正常に機能しているだけでなく、データを活用することが重要です。
ASP管理画面での確認方法
各ASP の管理画面で、計測データをリアルタイムで確認できます。
確認項目:
- クリック数 — アフィリエイターのリンクをクリックしたユーザー数
- 成果数 — 実際にコンバージョンに至った件数
- 承認率 — クリック数に対する成果の割合
- 報酬額 — アフィリエイターに支払う報酬総額
GA4との連携による詳細分析
GA4では、アフィリエイト計測データをもとに、以下の分析が可能です。
- 成果までの平均日数 — クリック~成果までの期間分析
- リピート購入率 — アフィリエイト経由ユーザーの再購買率
- 商品別の成果 — どの商品がアフィリエイト経由で売れているか
- ユーザー行動フロー — LP到着後の詳細な行動パターン
LTV(顧客生涯価値)の計測
単一取引の成果金額だけでなく、顧客が生涯にもたらす価値を計測することで、アフィリエイト施策の本当の価値が見えます。
LTV計測により:
- 単価の低い案件でも、リピート購買による価値を把握
- アフィリエイター選定の精度が向上
- 長期的なアフィリエイト戦略の構築が可能
アフィリエイト計測のポイントまとめ
アフィリエイト広告の計測で重要なポイントをまとめます。
計測設定時のチェックリスト
□ASPから正しいタグを取得し、タグの有効期限を確認した
□ LPとサンクスページの両方にタグを設置した
□ 設置したタグがHTTPS環境に対応しているか確認した
□ テスト注文で計測が正常に機能するか確認した
□ 複数プログラムの場合、全てのタグが設置されているか確認した
□ タグが二重設置されていないか確認した
□ キャッシュを削除し、最新の状態で確認した
よくある質問(FAQ)
Q1. 計測タグ設置後、どのくらいで成果が確定するのか?
A:ASPにより異なります。多くの場合、成果発生から 24〜72時間で確定します。一部のASPでは、購入者からの返金期間(例:14日間)を経過してから確定する場合もあります。
Q2. ITP対応をしていない場合、計測に大きく支障が出るのか?
A:Safari 利用ユーザーの計測が漏れる可能性があります。日本ではSafariのシェアが20~30%あるため、無視できない影響があります。ITP対応のワンタグツール導入の検討をお勧めします。
Q3. ワンタグツール導入の意思決定は、どのようなポイントで判断すべきか?
A:以下のいずれかに当てはまる場合、導入を検討する価値があります:
- 利用中のASPが 5 個以上
- 月間の計測タグ修正・管理業務が10時間以上
- 成果の重複計測による不透明さが生じている
- ITP対応の強化が経営課題である
Q4. 計測ミスでアフィリエイターに支払う必要のない報酬を払ってしまった場合、どうすればいいのか?
A:ASPに相談し、返還手続きを進めます。ただし、通常は成果確定後の返還は難しいため、早期の計測ミス発見が重要です。定期的なデータ監査を実施しましょう。
まとめ
ここまでアフィリエイト広告で、電話成果を計測する方法について説明してきました。アフィリエイト広告で電話成果を計測できるのは、広告主がコールトラッキングを採用している案件のみです。
先ほども述べた通り、中には電話での申し込みを誘導している広告主もあるので、必ずランディングページを確認するようにしてください。今後電話成果についてもしっかりと成果として計測できるようになるでしょう。
こうした電話申し込みの案件が複数あると、管理が大変です。そこでワンタグ対応コールアフィリエイトを使えば、複数のASPを同一レギューションで運用管理する事が可能です。
1つのタグで設定・管理ができるの非常に楽です。電話申し込みが成果として計測できる広告主が多い場合、ぜひワンタグ対応コールアフィリエイトを検討してみてください。
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コールトラッキングはコールデータバンクにお任せください!

