― 矢野様

弊社が支援している医療機関様では「広告からのコンバージョンは確認できるが、実際の売上に直結していない」という共通の課題がありました。
具体的には、LP上で電話番号をタップしても通話につながらないケースと、実際に通電し予約に至るケースの区別ができず、通常のコンバージョントラッキングでは十分な分析ができませんでした。医療機関では電話による問い合わせ・予約が多いため、広告経由での通電を正しく計測することが広告効果の最大化に不可欠でした。

導入前の課題イメージ

― ログラフ

ありがとうございます。課題解決のためにコールトラッキングツールを迅速に導入された点に、とても強い印象を受けました。このスピード感こそ、貴社の強みでもありますね。

いくつかのツールと比較検討されたかと思いますが、最終的に弊社ツールを選定いただいた理由（選定ポイント）についてお聞かせいただけますでしょうか。

― 矢野様

2つあります。1つめは計測の精度になります。

海外製のツールも知っていましたが、機械学習に活かすことが目的だったので、正しいクリックIDを計測できるCall Data Bankを選びました。枯渇アラート機能や特許を取得されていらっしゃる点も大きかったです。

2つめは”明確でわかりやすい価格体系”です。広告環境が年々競争激化する中でコスト意識が高まる中でも、最小限の負担で導入できる点が非常に助かりました。Call Data Bankを活用することで、広告配信の最適化と売上拡大を無理なく両立でき、ビジネスに大きな価値をもたらしてくれています。

― ログラフ

ありがとうございます。そうですね、1に関しましては計測ロジックをお伝えさせていただくと多くのクライアント様にご納得いただけることが多いです。同じ「コールトラッキング」でも精度には大きな差があり、正確な計測ができるかどうかは広告効果に直結します。単に価格の安さだけでなく、精度までしっかり見極めて判断されている点で、貴社に運用を依頼される事業会社様にとっても安心感があると思います。導入後の変化についてもお聞かせいただけますでしょうか。

- 矢野様

導入前は、CVポイントを「予約フォーム送信完了」と「電話番号タップ」に設定し、自動入札で最適化を行っていました。ただし通話接続を計測できなかったため、電話番号タップを電話CVとして扱わざるを得ず、管理画面上では電話CVが約100件計上される一方で、実際の患者様との通話はほとんど発生していませんでした。

結果として、自動入札は獲得しやすい“浅い“CV（電話番号タップ）に配信を寄せ、実通話の質が伴わないだけでなく、フォーム予約の件数も伸び悩む状況でした。

導入後は、計測定義を見直し、15秒以上の通話接続を電話CVとして計測・最適化できるようにしました。これにより、広告経由の電話成果を実態に即して評価でき、自動入札も「実際に通話で会話に至る見込みの高い患者様」へ配信がシフトしました。その結果、電話経由の実問い合わせは5～6倍に増加し、CVポイントが“深い“指標に統一されたことで、フォーム経由の来院予約のCV数も併せて増加しました。

導入後の課題解決イメージ

― ログラフ

『有効コールを運用に活かす』ことで、問い合わせ数が5〜6倍に増加したとの素晴らしい成果、弊社もツールを提供している側として大変嬉しいです。最後に今後弊社に期待することやチャレンジされている運用についてもお聞かせいただけますと幸いです。

- 矢野様

「導入後の変化」の部分では通話秒数により成果を振り分けておりますが、弊社では、単にCPAをKPIとする運用ではなく、ROASを意識した広告運用も得意としております。

実際にかけた広告費に対して、売上までを一気通貫で計測できることで、より正確で効果的なマーケティング施策をご提案できます。この座組みを作る上でコールデータバンクは必須になっております。

― ログラフ

ROASを意識した運用を実践されている貴社の取り組みは、クライアント様にとっても安心感につながる、非常に頼もしいものだと感じます。

本日は貴重なお話をいただきましてありがとうございました。