タップ計測の「虚数」を排除。コールトラッキングでCPAを可視化し、ROASを最大化した舞台裏

株式会社ライフ&テクノロジーズ様
- BtoC
- 機械学習の最適化
- 実入電ベースでの計測
- 鍵修理

株式会社ライフ&テクノロジーズ様
https://kagi-lt.jp/「鍵のかけつけ本舗」を運営する株式会社ライフ&テクノロジーズは、千葉県千葉市に本社を置く鍵のトラブル解決の専門企業です。
「お客様目線の安心・明瞭・高品質なサービス」を掲げ、24時間365日体制で鍵の開錠、修理、交換などの緊急駆けつけサービスを展開しています。
課 題
- 媒体管理画面上の電話CV数と実際の受電件数に大きな乖離がある
- 運用に利用すべきコンバージョンデータが曖昧
成 果
- 媒体管理画面に実入電のコンバージョンデータを返せるようになりあるべき状態になった
導入のきっかけ(抱えていた課題)
「クリックの空振り」が招く投資判断の迷走。リスティング広告の真実が見えなかった
― ログラフ
まず、今回の鍵修理サイトの電話計測を根本から見直そうと考えられた最大の要因は何だったのでしょうか?
― 水野様
一言で言えば、「広告管理画面上の数字が、経営判断の指標として機能していなかったこと」です。 鍵修理のリスティング広告は非常に競合が多く、CPC(クリック単価)も年々上昇傾向にあります。当然、1件のコンバージョン(CV)の価値が非常に重いのですが、これまでは「電話ボタンのタップ数」をCVとしてカウントしていました。
しかし、管理画面上で10件のCVが出ていても、現場のコールセンターで受けている有効な入電数はその半分以下、ということが常態化していたんです。

― ログラフ
タップ計測特有の「誤操作」や「発信キャンセル」が、データにノイズを混ぜていたわけですね。
― 水野様
はい。この「虚数」が混じったデータのせいで、正確なCPA(顧客獲得単価)が算出できないという深刻な事態に陥っていました。CPAが不明確だと、どのキーワードに予算を寄せるべきか、どのエリアの入札を強めるべきかといった投資判断の軸がブレてしまいます。アクセルを踏んでいるつもりが、実は赤字を掘り続けているのではないかという恐怖感が常にありました。
導入後の変化
「実入電」との紐づけで、鍵修理広告の勝ち筋を特定
― ログラフ
コールデータバンクを導入し、コールトラッキングによる実計測に切り替えたことで、運用はどう変わりましたか?
― 水野様
霧が晴れたような感覚です。大きく分けて2つの「視界」が開けました。
まず一つ目は、これまで完全に計測から漏れていた「PC経由の入電」が可視化されたことです。PCで検索して手元のスマホで電話をかけるデバイス跨ぎの動きが、リスティング広告のどのクリックから発生したのか、1件ずつクリックIDと紐づけて特定できるようになりました。
二つ目は、スマホ経由の「タップ」を「実入電」という確定データに置き換えられたことです。 鍵修理を急ぐユーザーは、焦ってボタンを連打したり、すぐ切ってしまったりすることが多い。従来のタップ計測ではこれらも「成果」としてカウントされ、媒体の機械学習を狂わせていました。 これを「実際に〇秒以上通話した着信」のみに絞って媒体にフィードバックできるようになったことで、リスティング広告の自動入札精度が劇的に向上したんです。
― ログラフ
「見えていなかった成果」と「間違っていた成果」の両方が改善されたわけですね。
― 水野様
その通りです。正確なCPAの可視化によって、実は効率が悪かった高騰キーワードを特定し、逆に「タップ数は少ないが確実に実入電に繋がっているお宝キーワード」に予算を寄せるなど、迷いのない運用が可能になりました。
選定ポイント
― ログラフ
数あるツールの中で、弊社をご指名いただいたポイントを教えてください。
― 水野様
コールトラッキングのおすすめを検索し、いくつかのツールを比較しましたが、決め手は「計測精度の高さ」と「運用のしやすさ」でした。 鍵修理のように、ユーザーが焦って検索し、複数のサイトを比較するような業態では、短いセッション時間内でも正確に番号を割り当て、クリックIDを捕捉し続ける技術力が求められます。
また、少ない電話番号本数でコストを抑えつつ、高い計測精度を維持できる点も、利益率を重視する我々のようなサービス業には最適でした。
今後期待したいこと
― ログラフ
最後に、今後の展望をお聞かせください。
― 水野様
現在は「入電」までを計測していますが、今後はさらに一歩踏み込み、通話後の「作業成約」や「売上金額」のデータを広告媒体にフィードバックしたいと考えています。「電話が鳴る広告」から「利益を生む広告」へ。鍵修理の電話計測の精度をさらに高め、競合が追随できないレベルまで広告運用の精度を研ぎ澄ませていきたいですね。

【ログラフより】編集後記
今回のインタビューを通じて最も印象的だったのは、競合がひしめきCPCが高騰するリスティング広告の戦場において、計測環境を「整える」ことが単なる数字の把握に留まらず、広告媒体の「機械学習」を真に機能させ、収益性の劇的な改善に直結したという点です。
多くの企業が「タップ計測」の乖離やPC経由の計測漏れにより、正確なCPAが見えないまま運用を余儀なくされるなか、本事例の企業様はいち早く「実入電とクリックIDの正確な紐づけ」という本質的な課題に着手されました。その結果、不透明な投資を排除し、データに基づいた「攻めの運用」へと鮮やかに転換されたストーリーは、鍵修理業界のみならず、電話コンバージョンを重視するすべてのマーケターにとって非常に示唆に富むものでした。
今後は成約データとの連携により、入電の「数」だけでなく「質」を起点としたさらなる最適化へ。鍵修理の電話計測における新たなスタンダード構築を、これからも全力でサポートさせていただきます。

株式会社ライフ&テクノロジーズ 代表取締役 水野 辰章 様
株式会社ライフ&テクノロジーズ
代表取締役 水野 辰章 様

鍵修理サービスを運営するライフ&テクノロジーズにて経営とマーケティングを統括。電話計測の適正化で正確なCPAを可視化し、広告運用の最適化を実現。現在は成約データ連携による高度な意思決定を推進する、ライフ&テクノロジーズの代表取締役。
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